ガソリン価格について

内之倉 亨

税務・会計

コロナ禍からの景気回復、ロシア・ウクライナ情勢の長期化などによりガソリン価格が高い状況が続いています。昔はレギュラー1Lあたり100円程度だったと思いますが、現在は170円前後の価格が多いでしょうか。

リッター当たり170円は高い気がしますが、経済産業省からの補助金で実際の価格よりはかなり安く抑えられているようです。10月24日付けのレギュラーガソリンの全国平均価格はリッターあたり169.1円ですが、補助金分を勘案しないとリッターあたり208.7円になるとのことです。リッター200円を超えると、ガソリンスタンドでの給油でも億劫になりそうです。

高騰が続いているガソリンですが取引価格の高騰はあるものの、課される税金が多いのもガソリンの特徴です。ガソリンには揮発油税が48.6円、地方揮発油税が5.2円、合計53.8円のガソリン税が課されています。

また、地球温暖化対策のための公平な税負担のため、石油石炭税と温暖化対策税がそれぞれリッターあたり2.04円、0.76円課されています。最後にガソリン本体価格とガソリン税、石油石炭税などを合計した金額に消費税10%が課されています。レギュラーガソリンが170円程度ですと、本体価格は100円程度で残りの70円は税金になると考えるとかなり高いように感じてしまいます。

税務会計3課

制作者の直近の記事

コラム一覧に戻る
お問い合わせ

PAGE TOP