不動産の譲渡と確定申告について

深草 亮平

税務・会計

譲渡所得とは、個人が所有する土地、建物、貴金属、書画骨董、船舶、ゴルフ会員権などの資産の譲渡を行った場合に生ずる所得のことをいいます。
今回は、土地・建物の譲渡についてみていきます。
土地・建物の譲渡所得は、下記の算式で計算され、所得が発生した場合には、その土地・建物の所有期間に応じた一定の税率をその所得の金額に乗じて税額の計算を行います。

【計算方法】
売却した金額-取得費(※1)-譲渡費用(※2)=譲渡所得
(※1)土地や建物を購入したときの代金、購入手数料や購入後に支出した改良費や設備費などで、
建物の場合には所有期間中の減価償却費相当額を差し引いて計算します。
(※2)土地や建物を譲渡するために支出した費用で、仲介手数料や測量費、売買契約書の印紙代、
土地を売るための取壊費用などの費用です。

譲渡所得の中でも、土地・建物の譲渡所得については特例(マイホームの譲渡の場合や公共事業などのために土地建物を譲渡した場合など)が設けられているケースがあります。
譲渡所得が発生するときは、確定申告が必要になりますので、事前に担当者にご相談ください。

参考:国税庁HP タックスアンサー「No.3105譲渡所得の対象となる資産と課税方法」

税務会計1課

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