コラム de スタディ

2021.01.14.
2021年のご挨拶「地域共生社会へ」

あけましておめでとうございます。

2020 年は、自然の災害とコロナと大きな試練の年となりました。心が折れるような思いをされた方も多いと思います。当社の近くに天疫神社があります。西暦900 年頃、疫病が里を襲った事から建立されたそうです。北九州にはいくつもの天疫神社があります。我々の先祖は、古より自然の災害と疫病を乗り越えながら、たくましく生き、生活してきたのです。
我々もこういう時だからこそ、思い合い、支え合って乗り越えていきましょう。

今年もペシャワール会の中村先生の言葉をお送りします。
皆様にとって、佳き年となりますように。

2021 年 元旦
佐々木総研グループ
会長 佐々木 直隆

私たちは不運を嘆いたり、幸運を喜んだり、しばしば一喜一憂して目先のことにとらわれやすいものです。

また、得てして自然の摂理を無視し、意のままに事を運べる「自由と権利がある」と錯覚しがちです。昨今、人間の分を超え、自分の分を越え、いのちを軽んじ、自然を軽んじる「欲望の自由」と「科学技術の信仰」が大手をふるって歩いているような気がしてなりません。

様々な人や出来事との出会い、そしてそれに自分がどう応えるかで、行く末が定められてゆきます。私たち個人のどんな小さな出来事も、時と場所を変えて縦横無尽、有機的に結ばれています。そして、そこに人の意
思を超えた神聖なものを感ぜざるを得ません。この広大な縁(えにし)の世界で、誰であっても、無意味な生命や人生は、決してありません。私たちに分からないだけです。この事実が知って欲しいことの一つです。

現地三十年の体験を通して言えることは、私たちが己の分限を知り、誠実である限り、天の恵みと人のまごころは信頼に足るということです。
人の陥りやすい人為の世界観を超え、人に与えられた共有の恵みを嗅ぎとり、この不安と暴力が支配する世界で、本当に私たちに必要なものは何か、不要なものは何かを知り、確かなものに近づく縁(よすが)にしていただければ、これに過ぎる喜びはありません。

(中村 哲氏 「天、共に在り」 より)

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