令和6年分 年末調整のポイント 

峯 良輔

税務・会計

今年も年末調整の時期が近づいてまいりました。今回のコラムでは「年末調整のポイント」として、「昨年の年末調整から変わった点」をご紹介いたします。 

・令和6年分所得税の定額減税の実施 

「定額減税(定額による所得税の特別控除)」については、令和6年6月以降に支給される給与または賞与で既に実施がされているところですが、年末調整の際には「年調減税額」として、年末調整時点の現況に基づき「定額減税の額を改めて算出する」ことになります。年末調整対象者の方については、「年調所得税額(年末調整により算出された所得税額)」から「年調減税額」を控除することで「年調年税額(最終的な所得税額)」を計算します。 

このため、令和6年分の年末調整を間違いなく行うためには「年調減税額の控除を正しく行うこと」がとても重要です。 

なお、年末調整対象者の方のうち、合計所得金額(給与所得以外の所得を含めた合計の所得金額)が1,805万円を超える方は年調減税額の控除がありませんのでご注意ください。 

上記内容の詳細やご不明な点などございましたら弊社、担当者にお尋ねください。 

国税庁「令和6年分 年末調整のしかた」 
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/nencho2024/01.htm(確認日:令和6年10月17日) 

著者紹介

峯 良輔
税務会計コンサルティング部 次長

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