令和4年分の路線価図等が公開されています

左藤 祐依

税務・会計

毎年7月1日に国税庁ホームページで路線価図等の最新版が公開されます。路線価は、財産評価基準として、相続、遺贈又は贈与により取得した財産にかかる相続税及び贈与税の財産を評価する場合に適用されます。
令和4年分都道府県庁所在都市の最高路線価も公表されているのですが、福岡県は、中央区天神2丁目渡辺通りが880万円(1㎡あたり)で、令和3年分から変動はありませんでした。
最高路線価は変わっていないものの、福岡県全体の変動率でみると、令和3年分より3.6%上昇しています。
これは全国2番目の変動率です。全国の平均変動率は0.5%増なので、福岡県の上昇率の高さがうかがえます。
弊社の福岡オフィスは、福岡市博多区博多駅前1丁目の大博通り沿いにあります。大博通り沿いに面している路線価を昨年度と比較すると、約9.8%上昇していました。
今後は、天神ビッグバン、博多コネクティッドによって、オフィスが増加していきます。路線価がどう変動していくのか注目です。
路線価が上昇するのは、経済状況が好転しているからであると捉えることができますが、相続や贈与、事業承継を控える人にとっては、土地の評価額が増加し、支払うべき相続税や贈与税が増える結果となってしまいます。

税務会計3課

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