社労士モリの映画あれこれ~2021年ベストテン ~

森 𠮷隆

その他

2021年の公開映画のベストテンを選んでみました。

毎年この時期の映画界は、前年公開された映画のベストテン選出や賞の発表等が様々行われていますが、それに倣って私も昨年2021年を振り返り、マイベストテンをあくまで独断と偏見で選んでみました。
(※原則として昨年福岡県で初公開された作品を対象とします。)

 

まずは日本映画。
①空白 ②JUNK HEAD ③BLUE/ブルー ④街の上で ⑤花束みたいな恋をした ⑥すばらしき世界 ⑦偶然と想像 ⑧まともじゃないのは君も一緒 ⑨あのこは貴族 ⑩ヤクザと家族

(総評)ここ数年で最も豊作で、これだけ年間を通してコンスタントに良作が公開された年は珍しいのでは。
①③の吉田恵輔監督、過去にも優れた作品がありますが、特に①は彼の更なる進化を感じました。②1人で7年掛けて撮影したというストップモーションアニメ。グロテスクながら可愛さもあるキャラクターや特異な世界観はモロ私好み。④舞台の下北沢に住んでみたいと思いました。⑤シビアな恋愛観の映画といえますが、それ故に共感した人は多いのでは ⑦濱口竜介監督は現在「ドライブ・マイ・カー」が大注目されていますが、私的にはこちらの方が好み。⑧成田凌と清原果耶の絶妙な掛け合いに。 上記以外に「ひらいて」「騙し絵の牙」「キャラクター」「由宇子の天秤」「子供はわかってあげない」等も良かったです。

次は外国映画。
①ファーザー ②少年の君 ③アナザーラウンド ④ブータン 山の教室 ⑤ファイター、北からの挑戦者 ⑥親愛なる君へ ⑦ラストナイト・イン・ソーホー ⑧プロミシング・ヤング・ウーマン ⑨ドント・ルック・アップ ⑩フリー・ガイ
(総評)①②③は以前のコラムで紹介済なので、細かいコメントは避けますが、①認知症の症状を表現する演出方法に ②情感溢れる展開に ③酒を通じての人間賛歌に ④初めてブータン映画を鑑賞。素朴な展開ながら、劇中老人の「世界一幸せな国と呼ばれているが、若者は皆海外に出たがる…」と嘆くのが印象的でリアル。⑦B級ホラー的要素を醸し出しつつ、過去のそれらのオマージュと凝った映像、演出で魅惑的な作品に。上記以外に「チャンシルさんには福が多いね」「わたしの叔父さん」「ノマドランド」「Mr.ノーバディ」「聖なる犯罪者」等も印象的でした。

筆者略歴:特定社会保険労務士。 「WOWOW映画王選手権」2001年、2002年本戦連続優勝、2011年本選準決勝進出、2013年本戦準々決勝進出。2012年「スカパー!映画クイズ選手権」本選優勝。映画検定1級(2014年は首席合格)

労務コンサル課

著者紹介

森 𠮷隆
人事コンサルティング部 労務コンサル課 シニアコンサルタント
(特定社会保険労務士)

「WOWOW映画王選手権」2001年、2002年本戦連続優勝、2011年本選準決勝進出、2013年本戦準々決勝進出。2012年「スカパー!映画クイズ選手権」本選優勝。映画検定1級(2014年は首席合格)。

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