確定申告をすべき人？

甲斐　茂

2021.12.08 税務・会計

今年も12 月になり確定申告の時期が近くなりました。
確定申告は『あなたは確定申告が必要な人です。申告をして下さい。』というお知らせは基本的には届きません。そのため、例年『確定申告をしないといけない？しなくてもいいでしょうか？』というような相談をよく受けます。概略として「確定申告が必要な人」については、以下の方になります。

① 自営業やフリーランスの方
② 給与の年収が2,000 万円を超える人（2,000 万円超の人や年の途中で退職された人は勤務先で年末調整をしてもらえません。）
③ 給与や退職所得以外の所得金額が20 万円を超える人
④ 土地建物及び株式（上場株式等で一定の選択をした人は除く）並びにゴルフ会員権などを譲渡した人
⑤ 公的年金等の収入金額が400 万円を超える人
⑥ 申告年に住宅を取得し住宅ローン控除の適用を受ける人
⑦ 医療費や寄附金控除の適用を受ける人
⑧ 同族会社の役員で、その会社から給与以外に貸付金の利子や事務所等の家賃収入がある人
⑨ 災害、盗難、横領により生じた一定の資産損失で雑損控除等の適用を受ける人

確定申告の準備は、慣れないと何かと不安なことが多いかと思われます。その不安を解消するためにも、早めに必要資料、書類の準備をしましょう。

税務会計2 課　シニアコンサルタント