マイナンバーカードの健康保険証利用の議論について

石井 洋

人事労務

政府は、6 月4 日行政の電子化を推進する「デジタル・ガバメント閣僚会議」を開き、マイナンバーカードの普及とマイナンバーの利活用の促進に関する方針を取りまとめました。
この方針を基に、マイナンバーの利活用の促進を図るため、令和3 年3 月からマイナンバーカードの健康保険証利用の仕組みを本格運用すること、令和3 年10 月よりマイナンバーカードをお薬手帳として代替的に活用することを可能とすることともされており、マイナンバーカードの普及を強力に推進する構えです。
※ただし、現在の健康保険証が利用できなくなるわけではない、ということ、更にマイナンバーカードの健康保険証利用のための読み取り端末・システム等の整備が必要なこと等もあり、この方針通りに進んでいくのかはまだ不透明な状況だと思われます。
なお、マイナンバーカードの健康保険証利用は、医療機関等でマイナンバーカードのIC チップの中の電子証明書を読み取る仕組みとされており、医療機関等でマイナンバーカードを預かったりするわけではなく、マイナンバーと診療情報が紐づくわけではない、とも上記方針の中では説明されています。
今回発表された方針を基に、今後少しずつ追加の情報が発表されていくと思いますので、随時お知らせしていきたいと思います。

人事コンサルティング部部長

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