コラム de スタディ

2019.10.10.
社労士モリの映画あれこれ~「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト」『旧題{ウエスタン}』(1968年:イタリア・アメリカ合作)~

現在新作公開されているL・ディカプリオ&B・ピット共演「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

このタイトルの元ネタとなっているのがこの作品。50年前に日本で初公開された時の邦題は「ウエスタン」。「~イン・ハリウッド」公開を機に、今回原題でもあるこのタイトルでリバイバル公開の運びとなったとのこと。
この作品、私もTV、ビデオ、DVD等で何回も鑑賞していましたが、劇場では未見。それ故に遂に大画面の劇場で鑑賞できたことは大きな喜びでした。

開拓時代が終わろうとしているアメリカ西部を舞台に、時代の終焉を象徴するかのような3人の男のガンマンと、彼らに絡む新しい時代の幕開けを象徴するかのような1人の女を描く西部劇。
イタリア人であるS・レオーネ監督は、この4人を通じて異国アメリカの失われつつある時代への愛惜とオマージュを臆面もなく注ぎ込み、その異国人の視点故に、従来のアメリカの西部劇とは異なる抒情性を醸し出しています。

それに大きく貢献したのがE・モリコーネの音楽。それぞれのキャラクターに合わせたような郷愁をそそる音作りは、見事にこの映画の空気感を決定づけています。
今や名場面として語り草になった静寂な冒頭シーンから、最後になって現れるこの作品のタイトルの登場まで2時間45分の長尺でありながら、全篇極端なクローズアップの多用とロングショットを交差させるカット割りとその画面構図の大胆さ、巨費を掛けたであろう美術セットや衣装の素晴らしさ、そして個性あふれる役者陣。それらの技術がこの監督ならではのケレン味溢れる演出と合体し、全てのシーンが無駄がないと思えるほど、力の込もった、かつ熱い西部への挽歌に仕上がっています。

この作品の初公開当時はイタリア製の西部劇ということで、日本ではいわゆる「マカロニ・ウエスタン」の1本とされ、本場アメリカ製西部劇の亜流として批評家の作品的評価は低かったそうですが、現在では西部劇のジャンルを超え、映画史上に残る作品として評価は世界的に揺るぎないものに。今回再見して私も再認識、まさに問答無用の大傑作!

筆者略歴:特定社会保険労務士。 「WOWOW映画王選手権」2001年、2002年本戦連続優勝、2011年本選準決勝進出、2013年本戦準々決勝進出。2012年「スカパー!映画クイズ選手権」本選優勝。映画検定1級(2014年は首席合格)

人事コンサル課

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