【事業計画書】を活用する方法

弓削 貴裕

アドバイザリー

■多くの経営者様が【事業計画書】の作成経験がお有りだと思います。
ではその際作られた【事業計画書】は現在どうされていますでしょうか。
定期的に進捗を確認していらっしゃる経営者様は少ないと聞きます。

■時間と労力をかけて作り上げた【事業計画書】を放置してしまうのは「もったいない!」
活用してこその計画ではないでしょうか。

■では何故多くの経営者様が、作られた【事業計画書】を棚にしまったままにしているのでしょうか。
その理由として
◦業務(現場)が忙しい
◦日々起こる問題に振り回されている
◦とにかくお金が回っているので問題ない
◦利益が出ているので問題ない
などが挙げられるでしょうか。
利益が出ていてお金が回っていれば安心だという経営者様は多いかと思います。
また忙しさの余り、将来のことに目を向ける時間がないという経営者様も。

■しかし、多くの経営者様にとって今の時代、先行きの不安感は拭い難いものではないでしょうか。
そんな不安を少しでも和らげ、ご自身のベクトルが間違っていないことを教えてくれるのが、【事業計画書】ではないかと思います。
一所懸命作成した【事業計画書】と現在の実績を比較することで、出来ていること出来ていないことをしっかり認知し、その差異を解消するための行動が計画達成の近道であり、迷わず進めるベクトルとなるのではないでしょうか。

■とは言え、それを社内で実現させることは非常に難しいと考えています。なぜなら、
◦突発的な問題や注文が入ると現場を優先する
◦多忙で幹部が集まらない
など現場では、「やらなくても良い理由」に溢れているからです。
しかし、この差異を理解し、修正することの重要性は、多くの経営者様にご理解頂けるものと思います。
緊急性は低いが重要性は高いというカテゴリーに入るでしょう。

■そこで弊社では、
①経営者及び経営幹部の皆様と毎月必ず経営会議を実施
②その中で計画と実績の差異を把握
③差異を修正するための行動計画を検討する
ことで、計画達成可能性を引き上げています。
第三者が関与することでこの会議の重要性が高まり、実施しないという選択肢を取り除くのです。
自らの考えや計画を幹部に浸透させる機会にもなり、ベクトルを合わせていく重要な時間となっていきます。
このサービスを※「MAS監査サービス」と呼んでおります。
※MASとは、マネジメント・アドバイザリー・サービスの略

■作られた【事業計画書】を眠らせるのではなく、計画の実現可能性を高めるツールとして活用して頂く経営者様が増えることを切に願っております。
ご興味お有りの経営者様がおられましたらお気軽にお問合せください。

2023.3.3
株式会社佐々木総研 経営プランニング部 部長 弓削 貴裕

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