ITリテラシーの重要性

綾部 一雄

DX推進

ITリテラシーとは、情報技術に対する知識や技能、経験のことです。これらに含まれるものとしては、パソコンやスマートフォンの使い方、インターネットを活用するための知識、セキュリティ対策などがあります。現代社会において、情報技術は様々な分野で活用されており、ビジネス、教育、医療、エンターテイメントなどで重要な役割を果たしています。

情報技術が進化するにつれて、コンピュータやインターネットなどの技術を使いこなせることは生活やビジネスにとって必須となっています。このような技術を使いこなす能力を高めることは、タスクを効率的に遂行し、問題を迅速に解決する上で欠かせません。

例えば、オフィスワークでは文書の作成や編集、データの保存や管理、グラフや表の作成などがコンピュータを使って行われます。これらのタスクを効率的にこなすためには、ワープロソフトや表計算ソフトなどのアプリケーションを使いこなす能力が必要です。また、データを保存するためにはクラウドストレージやフラッシュメモリなどのデバイスを使うこともあります。効率的なオフィスソフトウェアの使用やインターネット検索のスキルなど、ITスキルを持っていると、仕事や生活において時間を節約し、生産性を高めることができるのです。

さらに、個人情報などを保護するためにも重要です。現代社会においては、インターネットを通じて様々な詐欺や偽サイト、ウイルスなどが存在しています。このリスクを最小限に抑えるためには、コンピュータやインターネットに関する正しい知識やスキルを身に付けることが必要となります。

例えば、個人情報を保護するためには、パスワードの保存方法や運用方法、ウイルス対策、オンラインショッピングやバンキングなどの取引においてのセキュリティに関する知識が必要です。また、ハードドライブやデータのバックアップなどに関する知識も必要になるでしょう。

また、現代社会(情報社会)において、ITリテラシーを高めることは重要な課題でもあります。情報技術によって生み出された機会や利益が、地域や人種、職業、年齢などによって格差が生じる現象が発生しているためです。これをデジタル・ディバイドといいます。デジタル社会において、情報技術を利用することができる人とできない人、情報技術の利用によって得られるメリットに差が生じることから起こっているのです。このデジタル・ディバイドを防止するために、デジタル技術を正確に理解し、効果的に利用することが求められます。
例えば、最新の書籍を独習したり新しい技術やツールに慣れたりするためのコーチングサイトや講習会などが提供されています。自身にあった学習方法を模索し、リテラシー向上に努めることが大切です。

ITリテラシーを高めることは、今日の社会において欠かせないスキルの一つとなっています。このリテラシーを高めることで、仕事、個人生活においての大きなメリットが期待できるのではないでしょうか。

2023.2.2
ICT活用推進課 マネジャー 綾部一雄

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