認知症サポーター

市川 隆志

アドバイザリー

昨年の9月5日に 認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン) が、公表されました。今回は、その施策の中で、特に注目しておきたい、 認知症サポーター について、取り上げます。 当初、認知症サポーターの人数(累計)は、平成24年度末の見込で350万人、平成29年度末には600万人という目標でしたが、平成24年度末で、400万人を超えており、目標達成は、まず間違いないでしょう。

では、認知症サポーターになるには、どうすればいいのでしょうか?認知症サポーター養成講座を受講することで、認知症サポーターの資格は得られます。これは、認定者に対し特別な支援を強制するというものではなく、認知症について正しく理解し、認知症の人や家族を見守り、できることがあればやっていただくという、地域住民の自発的なケアを促すための取組みです。

養成講座の受講者には、認知症サポーターの目印となるブレスレット「オレンジリング」が配られます。現在、地域の住民、金融機関やスーパーマーケット等の従業員、小・中・高等学校の生徒など、さまざまな人が認知症サポーターになっているようです。自治体や各種職域団体等では、住民講座やミニ学習会の形で認知症サポーター養成講座を開催しています。興味のある方は、お住まいの市町村の認知症対策の窓口にお問い合わせ下さい。

今後は、医療・介護・福祉事業関係者のみならず、認知症サポーターを巻き込みながら、社会全体で、認知症の人を支える地域づくりにつなげていくことが求められています。

経営コンサルティング部 部長

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