【令和3年度介護報酬改定】食費の基準費用額の見直し

長 幸美

アドバイザリー

今回の介護報酬改定において、食費の日額が1,392円から、53円上がり1,445円になることになりました。これは令和3年8月からの施行になります。
負担限度額の見直しが毎年7月に行われる関係上、8月からの施行になっています。
現状の物価から考えて、53円のアップはまだまだ厳しいとお考えの方も多いかもしれませんが、ちょっと嬉しい改定ではないかと思います。

基準費用額の見直し
(出典:厚労省_令和3年度介護報酬改定(社保審20210118)より)

【対象介護サービス】
介護老人福祉施設、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、介護老人保健施設、介護療養型医療施設、介護医療院、短期入所生活介護、短期入所療養介護

【見直しの内容】※令和3年8月施行
<現行>1,392円/日 ⇒ <改定後>1,445円/日(+53円)

これは令和2年度介護事業経営実態調査結果からの平均的な食費の費用の額との差を考慮して、また、利用者負担への影響も考慮されてこの金額となっているようです。
施設内の掲示等により、利用者様への周知を図るなど、準備を進めていきましょう!

また、今回の改定では、「食事」に関する内容の見直しがあちこちに出てきます。「口腔ケア」「嚥下」も含めて、対応が必要です。
利用者様の栄養状態をきちんと評価して、適切に栄養状態をよくしていく努力も必要です。
しっかりと対応を検討していきましょう。

医業経営支援課

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