201 9年 新年のご挨拶 『きっと、うまくいく』

株式会社 佐々木総研

その他

現在の日本では、人口ボーナス期から人口オーナス期へ突入。働き手は減少し、「人材募集広告を出しても、なかなか人が集まらない」と嘆く経営者の方々の声をよくお聞きするようになりました。地方に行けば行くほど、人口減少割合・高齢化割合が高く、なかでも主たる産業が少ない地域や人口流出地域を「地方消滅」などといって、警笛を鳴らす人が増えてきました。当社のオフィスのある福岡県北九州市も、政令指定都市の中では高齢化率ナンバーワン、という状況です(2018年4月1日時点)。

一方、1948年に制定された「優生保護法(現在は母体保護法に改組)」。悪名高いこの法律の立法目的のひとつには「このままの勢いで人口が増えたら、国民全員に食べ物を行き渡らせられなくなる」という危機感があったと言われています。現代人は「人口が減って大変だ」と言い、70年前の日本人は「人口が増えて大変だ」と言う。皮肉な話です。

現状への理解は、企業経営において、最重要です。人口動態含めた地域性への理解なしに、医療介護福祉を含む地域産業は、うまくいくはずがありません。ただ、悲観ばかりしていても仕方がないと思うのです。

地域産業の成功のキーワードは「地域づくり」であると考えています。素敵な地域づくりの芽は、全国各地で出てきています。自治体が主導したり、病院が主導したり、地域によってさまざまで、それぞれの方がそれぞれの特徴を活かしながら、上手に連携して、地域社会を構築しています。テクノロジー、科学技術の進歩を含めて、現代人には想像もつかないような未来が待っています。あらゆる事象に、解決の糸口はあると考えます。

私たち佐々木総研グループは「経営のよろず相談屋」として、皆様の企業経営を力強くサポートできるよう、日々精進いたします。本年も、よろしくお願い申し上げます。

P.S.
昨年、当社所属の社会保険労務士 兼 映画王の森吉隆より「きっと、うまくいく(原題:3 Idiots)」という、2009年製作のインド映画を紹介してもらいました。観るとなんだか元気になります。
きっと、うまくいく! 是非ご覧ください。

2019年 元旦
株式会社佐々木総研

代表取締役 佐々木 (はじめ)

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