【Power Automate】テキスト内に改行を入れる方法

村瀬 俊昭

DX推進

本コラムの内容は、執筆時点での法令等に基づいています。また、本記事に関する個別のお問い合わせは承っておりませんのでご了承ください。

 デスクトップ版Power Automate(以降PAD)で何らかのテキストを処理する過程で改行を入れたい場面があるかと思います。PADでは「テキストを置換する」アクションにて実現することができますので本コラムにて紹介します。

■「テキストを置換する」アクション
 以下のテキストの半角スペースの位置に改行を置換します。
「氏名:佐々木 太郎△所属:ICT部門△役職:リーダー△メール:t.sasaki@example.com」
※△は半角スペース

<動作>
「解析するテキスト」にて設定した文字列に対して「検索するテキスト」にて設定した文字を置換する

<設定例>
 解析するテキスト:%改行前%
 検索するテキスト:%’ ’%(PADで半角スペースを表示する場合は%’ ’%の記述で表現できます。)
 置き換え先のテキスト:\r\n(改行コードを表しています。変数の設定アクションなどで記述した場合は改行コードとして認識されません。)
 エスケープシーケンスをアクティブ化:有効(有効にすることで\r\nの改行コードが認識されます。)

■まとめ
 変数に設定されてあるテキストに改行を挿入したい「テキストを置換する」アクションにて改行を挿入することができます。また、タブなども挿入することが可能です。本コラムを参考にお試しいただけたらと思います。

2025年9月24日

著者紹介

村瀬 俊昭
DX推進支援部 ICT活用推進課

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