コラム de スタディ

2019.09.09.
【医療介護あれこれ】医療介護のこれから~北九州市の取り組み~

北九州市医師会主催のセミナーに参加してきましたので今回はその報告から・・・

【北九州市の取り組み】
8月19日の西日本新聞にも掲載されていましたが、北九州市が行う「医療・介護連携プロジェクト会議」では、「とびうめネット」をよりスムーズに利用できるように取組を進めています。ですが現状は、情報入力する負担が大きくのしかかってきて、なかなか活用できていないのはないでしょうか。

地域包括ケアを実現するためには、「地域の中で安心して住み続ける」体制を、地域の中の医療機関をはじめ、介護事業所、行政、地域の住民がしっかりと考え整えていく必要があります。これは「まちづくり」の基本的な考え方です。この「地域の中で住み続ける」ということは、当たり前のようで、とても難しいことかもしれません。

私は、85歳になる両親とセンターに通う子供と暮らしています。
ご多分に漏れず一人は認知症があります。私は一緒に暮らしてはいますが、日中は高齢者が二人で過ごす時間が多くなります。
核家族化している今の一般的な家庭では、同様のケースが多いのではないでしょうか?一病息災といいますか、それぞれに病を抱え服薬管理が必要です。今後徐々にできなくなることが多くなるでしょう。そのような中で、家族だけで支えていくことができるのか、「地域の中で暮らし続ける」ことができるのか?不安があります。

病院としては、受入れた患者がどのような診療所でどのような治療を受けていたのか、緊急受入れをしたときの情報がとても重要になってきます。病院時代に搬送された患者の保健情報をはじめ、どのような治療を受けておられたのか、わからずに困った経験もたくさんあります。

北九州市は、「なぜとびうめネットが活用されないのか」ということを検討され、必要情報の入力を「レセプト情報」からとることなどを考えられ、実証実験に取り組まれようとしています。登録の申し出があった北九州市民の医療・介護の情報の一部を提供するというものです。これにより、どの医療機関にどのような疾病で、どのような治療を行っているのか、また、ケアマネージャの情報などを提供するものです。このことにより、切れ目のない連携がとれるようになるのではないか、ということでした。
図

(出典:北九州飛梅ネット連携事業(別添参考)より)

 

9月から説明会を開催し、11月から八幡東区・八幡西区に置いて、モデル事業を開始することとなっているそうです。検証後に来年4月からは北九州市全体に広げていくことになっているそうです。個人情報保護法との関係や、今後の活用については、いくつかの課題があるでしょう。けれど、患者や住人のためになるシステムやルール作りを実施していけるといいなと思います。注目していきたいと思います。

<参考資料>
〇北九州市 「北九州とびうめネット連携事業(検討中)について」
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/ho-huku/18301238.html

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