コラム de スタディ

2012.04.01.
職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する報告

先日、厚生労働省の「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議ワーキング・グループ」から報告書が発表されました。このグループは近年、急速に社会問題として増加し、顕著化している職場のいじめ・嫌がらせの問題について、背景、取組みの必要性と意義、どのような行為を職場からなくすべきか、いわゆる パワーハラスメントの予防・解決等 について報告しています。報告では、職場のいじめ・嫌がらせを含めて総じて「パワーハラスメント」と呼ぶことを提案しており、この概念として「職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいう。」としています。

なおパワーハラスメントの行為類型として主に以下の点を挙げています。

(1)身体的な攻撃(暴行・傷害)
(2)精神的な攻撃(脅迫・暴言等)
(3)人間関係からの切り離し(隔離・仲間外れ・無視)
(4)過大な要求(業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害)
(5)過小な要求(業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと)
(6)個の侵害(私的なことに過度に立ち入ること)

そこで上記の予防策の例として、トップのメッセージ、ルールを決める、実態把握、教育、周知が挙げられ、解決策としては、相談窓口の設置、再発防止のための研修が挙げられています。

現在パワーハラスメントに関しては、セクシュアルハラスメントのように男女雇用機会均等法によって雇用管理上講ずべき措置が明確化されているわけではありませんが、今後もこの問題はますます増加してくることが予想され、企業にとっても遅かれ早かれ何らかの対策を講じる必要がでてくるでしょう。

経営コンサルティング部 人事労務支援課 特定社会保険労務士

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