『コロナショック』の中で、次に向けた動きが、着々と・・・

市川 隆志

アドバイザリー

昨今、誰と話しても、この話題ばかりですが、どのようにお考えでしょうか。果たして、今後はどんな展開になっていくのでしょうか。その解は、きっと、我々一人ひとりが、模索し続けていくしかないのでしょうね。
近年、『地域医療構想』という文言は、医療機関の方々にとっては、既に、刷り込まれてしまっていることとは存じます。これまでは、入院機能(高度急性期・急性期・回復期・慢性期)を中心に議論され、いわゆる『機能分化』の中で、「急性期病床が多すぎて、回復期病床が足りない」というような流れで、診療報酬改定でも、急性期病床の区分を詳細にし、その充足要件を厳格化することで、出来るだけ、回復期病床等への転換を促す措置が取られております。ですから、具体的な影響を受けているのは、病床をお持ちの病院や有床診療所の方々で、無床診療所の方々は、実感としては、あまりない
のではないでしょうか?

しかし、もともと、その『地域医療構想』には、当然、外来機能も含まれており、外来医療提供体制の偏在の是正という目的のもと、各県における外来医療計画の中で、外来医療を提供している診療所の医師が相対的に多い地域を、『外来医師多数地域』と設定され、今年の4月からは、以前とは異なり、無床診療所を新規開業する場合、事前に県への届出が必要となっており、実質的な自由開業規制が始まっています。

偶然ではありますが、ちょうど、従来とは異なる規制が始まっており、それらも含めての対応が求められる時代となり、従来のような新規開業に対する不必要な恐れは、少なくなってきます。
共々に、賢く、乗り切って参りましょう!

経営コンサルティング部 部長

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