ショートステイをご存知ですか?

佐々木総研

アドバイザリー

ショートステイとは正式名称を、「短期入所者生活介護」と言い、普段、自宅で介護を受けている方を、ご家族等が何らかの理由で介護を出来ないときに、一時的に預かり、食事の提供や介護を行うところです。

ご家庭で介護をされている方には、非常に便利な施設なのですが、あまり知られておらず、利用者が少ないところもあるようです。介護をされているご家族に慶弔等での外出や家族でのご旅行の際、また、ご家族のレスパイトケアのためにも、積極的に利用されることをお勧めします。

要介護度としては、要支援1の方から利用できます。
利用料金は、介護保険の一部負担と居住費、食費、その他の費用が必要となります。
ショートステイには多床室(4人程度の方が同じ部屋で生活するところ)と、個室があります。個室の場合、居住費として1日3,500円~5,000円位の料金がかかります。(施設により異なります。)

最近は、ユニット型と言う、10人前後の方がそれぞれの個室で過ごし、食事等を同じユニットの方と一緒に摂るといった施設が増えてきているようです。ユニット型であれば、介護を受ける方のプライバシーも守れるので、安心して預ける事ができるのではないかと思います。

介護サービスに関しては、特別養護老人ホームと同等のサービスを受ける事が可能です。

普段、ご家庭でご家族の介護をされている方は、責任感の強い方が多いかと思いますが、「介護はゴールの無い子育てと同じようなもの」とも言われます。あまり、無理をせず、ショートステイ等を上手に利用され、ご自分の時間を持つことも忘れずに、介護を受けるご家族と長く、楽しくお付き合いしていきましょう。

ショートステイは、特別養護老人ホームや介護療養型医療施設に併設されているところが多くなっています。その他にもクリニック等で設置しているところもありますので、近隣のショートステイの場所や特徴等の情報を知るために、興味のある方は、まず、担当のケアマネージャーさんに相談されてください。

経営コンサルティング部 経営支援課 医業経営コンサルタント

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